球磨川、青井阿蘇神社

3月2日、用事があり人吉へ出掛けました。
寒気の影響で高速のトンネルに入るたびに「出口雪」の表示、人吉の寒さに警戒しつつも、トンネルの先で雪を見ることなく好天に恵まれ、快適なドライブになりました。

球磨川下りの「発船場」は、洪水で堆積した土砂の浚渫工事が行われていました。

穏やかな流れの中では、地元の高校生がカヌーの練習をしていて、時々ハンドマイクの大きな「スタート」の掛け声が響き活気がありました。

青井阿蘇神社にも立ち寄りましたが、10年ほど前にヘリテージマネージャーの研修で神社建物の平面や内部を調べに訪れた時以来です。
国宝の楼門や本殿のほか隈研吾氏設計の「国宝記念館」を見てきました。

2013年撮影 楼門

今回撮影 拝殿

2013年撮影 拝殿外部装飾

2013年撮影 拝殿内部

 

さて、昨年オープンした隈研吾氏設計の「国宝記念館」ですが、内部見学不可だったのは残念でした。
手前に鳥居があるので以前は別の建物が在ったのかもしれません。

2013年の記憶はどうも曖昧です。

国宝記念館の建物はシンプルな急勾配寄棟で軒が深くなっています。

屋根に白く塗装された木材がランダムに取付けられ、屋根のアクセントになっています。

金属葺きの竪ハゼに太陽光発電などに使う様な固定金物で金属の横桟を取付け、縦長の木材がランダムにルーバー状に固定されています。
軒柱は太い皮はぎ自然木丸太で存在感がありますが、軒桁、垂木の杉縦長材があまりに華奢に見えたのは残念でした。神社内の古建築は下から見上げた垂木等の木組の美しさが重要なデザイン要素なので、軒下のデザインはどうにかして欲しかったなぁ、と思いました。

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