大江地域コミュニティーセンター開所

4月18日、大江地域コミュニティーセンターの開所式があり、地域の活動拠点として動き始めました。
この土地は元の地主の方が「地域の為に活用してほしい」と熊本市に遺贈されたものです。
その思いを受けて、少し特別なコミュニティーセンターになったと思います。

1枚目の写真は、左は味噌天神交差点への道(明午橋通り)、右は九州学院の東門に行く道の交差点から撮っています。
角地である利点を活かし、エントランスを交差点に向け、開放的で気軽に立寄れるようにポーチを広く作っています。

設計コンセプト作り

大江地域コミュニティーセンターの設計は2021年の6月から始まり、地域住民の方とのコミセンの建物設計について、3回のワークショップを行うことが条件でした。

1回目は地域の方が集まって開催できましたが、コロナの蔓延拡大で大人数が集まることが難しくなり、
地域の方々の思いは熱く、特に地域に開かれた施設にしたいとの意見が多くありました。
ワークショップでのキーワードは、
「つながり・子供と高齢者・気軽に立寄れる居場所・災害時の拠点・近隣への配慮」です。
後半は紙面によるアンケート形式で要望を伺うことになりましたが、直接会えないからこそ丁寧に意見を分析し、合意に至るまで意思確認のアンケートを重ねました。

大江地域は文教施設や商業施設が多く、敷地の反対側には明午橋通りを挟んで熊本市立図書館、大江公民館、大江地域公民館と三つの公共施設が集まっています。ここに新しいコミュニティーセンターが加わることでより開かれた地域コミュニティの場になることと思います。


ワークショップ(於:大江公民館)

 

開所式


施設のオープニングには市長さんが見えて、テープカットが行われました。

 

外観


接する2つの道路の両方から入りやすいよう、敷地の角に入り口を設けています。

メイン道路をはさむ、図書館や公民館がある反対側から
歩道に面した広いポーチは雨宿りに立ち寄ることも出来ますし、道路から見える掲示板や花壇、植樹スペースを作り、街並みにとけ込む工夫をしています。

 

内観

ホール

地域の会議が行えるよう住民自ら椅子の配置を考えて、設計の確認をされました。

玄関


誰でも入りやすい開かれた雰囲気で、右手奥の談話スペースはキッチンとカウンターでつながっており、
気軽に立寄れるスペースになっています。

キッチン


地域の方たちの要望を受け、作られました。
ここは貸し出し用の厨房ではなく、地域の子供や大人へ、食べ物を通じた支援ができるよう調理をするためのキッチンです。
多様なコミュニケーションの核になると期待されています。

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