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なみの高原やすらぎ交流館

学校再編により廃校になった小学校校舎を「農村と都市との交流施設」としてコンバージョン

本館:2001年、屋内運動場:2003
阿蘇市

宿泊研修施設 コンバージョン
本館:1,110.57㎡ 屋内運動場:254.25㎡
本館:増改築、鉄筋コンクリート造+鉄骨造 屋内運動場:新築建て替え、木造平屋
太陽熱空気集熱パッシブソーラー

地域の人たちから「大切な小学校の記憶を消したくない」との要望があり、校舎に手を入れるのは最小限として、宿泊室に改装しました。
南側増築部(食堂、広間)と屋内運動場にパッシブソーラーを導入しました。

なみの高原(旧波野村)は大分との県境に位置し、九州でも特に冬の寒さが厳しいところです。

1階の食堂、広間には太陽熱空気集熱パッシブソーラーを導入し、2階の宿泊室は元の教室の雰囲気を残し、両側に二段ベッド、中央は畳敷きとして、温水循環ファンコンベクターの暖房にしました。

地域の人は帰省時等に懐かしい校舎に泊まれることを喜んでおられます。

また運動場、屋外プールがあり、近くに村営運動場もあることから、夏季のスポーツ合宿などの利用に適しており、人気の施設となっています。

 

本館完成の2年後、屋内体育館を杉丸太組の木造で建て替えました。

こちらも太陽熱空気集熱パッシブソーラーを導入して、冬の利用促進につながるよう考えています。

熊本地震の後には災害復旧の人たちの宿泊に使われ、思わぬ形で床下蓄熱の暖房効果が役立ちました。

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