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海岸が近い家

海苔農家さんの冬の収穫繁忙期を支える間取りとパッシブソーラー

2020年
熊本市西区

住宅
木造2階建て(一部鉄筋コンクリート壁)
太陽熱空気集熱パッシブソーラー

銘木などの木材が大好きなご主人が家具ショップのY’s DAYを見られて「鉄筋コンクリートと木の家を建ててほしい」と、設計依頼があった

海苔農家さんの住まいです。
敷地は海に近く、東側の道路(昔の堤防)沿いに集落が集まっていますが、それ以外は農耕地が広がっています。
北東に金峰山の山並が綺麗に見えるのでリビングから眺めたいと思い、その方向にテラスを設けました。

海が近い干拓地なので台風時の強風と地震の揺れが気になり、強風・地震対策として、西外壁と建物中央に鉄筋コンクリートの自立壁を設計しました。
海苔の繁忙期は秋から春先まで。
海での収穫作業と板海苔の加工で、昼夜を問わず作業をされますが、家に帰った時、パッシブソーラーのお陰で家全体が温かいことが嬉しいと言ってもらいました。

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